健康寿命を延ばそう4・高齢者に優しい介護を願う
健康寿命を延ばそう4・高齢者に優しい介護を願う
これは母だけではなく、入居者全員の人権にかかわる問題だと思った。施設長や介護の責任者と何度も話し合い、「戦争、戦後の厳しい時代を一生懸命働いて日本を支えてきた高齢者たちを、きつい言葉で怒りつけるのでなく、人格と人権を尊重した、優しい介護をして欲しい」、また終の住処として明るく楽しいと感じられる生活を送られるよう、改善してほしい」と、要望し続けた。
しかし「この介護で不服なら他へ移ってもらって構わない、入居希望者は沢山いるので・・・」との姿勢は一貫して変わらず、介護体制にも変化が見られなかった。入居希望者が多く、経営に危機感がない「特別養護老人ホーム」ならではの発想であろうと思われ「格安の費用で面倒見てやっているのだから文句を言うな」という、上から目線の姿勢がありありと見えた。
この施設に母の入居が許可された時、施設相談員の「入居できて幸運でしたね。申し込み者が多く、入居できるのは宝くじに当たる確率より難しいのですよ」との言葉に違和感を覚えたものだが、それに通じる体質の施設であった。
この施設を信じられなくなった決定的な出来事は、入居1年後に母が「大腿骨転子部を骨折」した時の、施設ぐるみの心ない対応であった。事故隠しが目的と思われる信じ難い一連のトラブルは、区役所に相談しなければ埒が明かなかった。
詳細はシェルスタイルのブログ「骨粗鬆症・左大腿骨転子部骨折」をご覧ください。