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健康寿命を延ばそう2・介護施設の選択

健康寿命を延ばそう2・介護施設の選択

北区の特別養護老人ホームは入居待ちが1000人以上いると聞き、入居できないだろうとは思ったのだが、こちらも同時期に複数の施設へ申し込んでおいた。母の退院が近くなったある日、その中の1つから「空きが出たが入居を希望するか?」との連絡があった。退院と同時に入居出来るかもしれない・・・と、思いがけない助け船が現れ救われた思いであった。

この特別養護老人ホームへは、入居できる可能性がないと思い込み、まだ見学していなかった。入居に先立って見に行ったところ「建物は比較的新しくて広いし、立派な設備も整って、個室には家具と寝具が揃えられており、これまでに見たどの施設より条件が良い」と、思いがけない事態に「グッとタイミングでこんな良いところに入居出来る母は幸せ」と、当初は大喜びしていたのだが・・・。

入居後しばらく経つと、入居者が歩く姿を見かけず、食事などで昼間に過ごす部屋のテーブルの上には何も置かれず、部屋全体が整然とし過ぎて生活感がなく、何か異様な雰囲気が漂っている事に気がついた。

入居者はテーブルに貼りつく様に椅子に深く座らされ、トイレの時間以外は立つ事も歩くことを禁じられていた。立とうとすると介護職員が飛んできて、肩を押さえつけて座らせ「立っても何も良い事はない、立たないで!」と叫んだ。

居眠りすると「夜に寝られなくなるので寝たらダメ」、お茶をこぼすと頭を小突かれ、食べるのが遅いと「片付かないから早く食べて!食べないと死んじゃうよ」・・・等など、何かにつけ厳しい言葉で怒られた。

トイレだけは行かせてもらえる事から、頻繁にトイレに立ちたがる入居者には「そんなにトイレが好きなら、ずっとそこにいなさい。もう出てこなくてもよい」と、怒鳴られた。

入居者の表情は硬く全く笑顔が見られず、部屋の空気は沈み込んでいた。母は話しかけられても返事ができないほど頑なになり、自宅にいたころとは全く表情が変わってしまった。

私は母の面会に行く度に驚きの出来ごとに遭遇し、自宅へ帰ってきても暫く衝撃から立ち直ることが難しく、ストレスが積り鬱々とした気分が続く様になった。

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