健康寿命を延ばそう6・母に笑顔が戻りました !
健康寿命を延ばそう6・母に笑顔が戻りました !
特別養護老人ホームに入居してから2年後の今年7月、ようやく入居者の表情が明るく笑い声が響く民間の施設を見つけて、母を転居させた時は「明るい光が差し込む窓が開いた」様に感じた。久しぶりに母の明るい表情と笑い声を聞いた時は、苦労が報われた満足感で本当に嬉しかった。
介護の仕方で母の表情が短期間で明るく変わった事に驚いたが、この民間施設の費用は特養の4倍以上で、通常の年金で賄える額ではない。高齢者の尊厳を重んじ、本人の気持ちに寄り添った良い介護を受けられる施設ではあるが、経済的な理由もあり、誰にでも勧められる施設ではないことは残念である。
高齢者が増え続け、介護する人や施設も不足し、福祉の切り捨てが進むと予想される、これからの時代に生きる高齢者の前途は真っ暗・・・と、自分のこれからを考えると大きな不安がよぎる。出来るだけ「健康寿命を延ばす努力をして、最後まで自宅で自分らしく輝いて過ごしたい」と、切実に思った。
母の介護を通して、これまではあまり気にしていなかった、私自身の今後を真剣に考える機会を与えられた事に感謝しつつ、継続は力なりと信じてリハビリを続け「自分の体は自分で守ろう!」との決意を新たにした。