若い人にも多い身体のゆがみ
若い人にも多い身体のゆがみ
私の場合は原因が交通事故だったので、むち打ち症・歩行障害という身体の機能障害として目に見える形での症状と共に、首や足腰の痛みなど身体のゆがみを原因とする症状が、短期間で急激に出てきました。
ところが、通常の生活の中でも身体のゆがみは起きるのです。日常生活上の悪癖、利き手や長時間にわたる日々の仕事上での姿勢の偏り、テニス・ゴルフ・野球・スケートなど身体の片方に偏ったスポーツによる筋肉のアンバランス、事故、加齢などにより、自分では気が付かないうちに身体がゆがむと言われています。
特に高齢になると、長い年月を経て自分で気が付かないうちに徐々に骨格に変性が起きて、腰や背中が曲がったり蟹股になったり、気が付いた時には身体が大きくゆがんでしまうのです。
最近は、子供たちの身長が伸びて体格もよくなっているのですが、小学生の頃から「背中が痛い。腰が痛い」という子供が多くなっており、背骨がゆがむ側弯症の子供も増えています。
テレビを見たりゲームをして家の中で過ごす時間が多く、外で元気に動き回る遊びをしなくなり、また車で送り迎えをしてもらうので、昔のように遠くまで歩かなくなったことが原因だと思われます。
筋肉が骨格を支えているのですから、筋力がないと身体は歪んでしまうわけです。筋力がない子供たちが、中学生になって部活動としてテニスやバトミントン、卓球、野球、ソフトボールなど、いつも同じ方向に身体をひねる偏った運動を急に始めると、片側に大きな負担が掛かって身体のバランスが崩れて、骨格のゆがみが大きくなり、背中や腰が痛くなるトラブルを訴えることになるのです。
身体のゆがみに気が付かないで、無理をして症状を悪化させると痛みが酷くなり、運動を続けられなくなったり足を引きずったりして、歩行にも支障が出てくるようになります。
身体ゆがみは早めに対処しないと、拗れて後々まで身体の不調を抱えてしまうことになるので、症状が軽いうちに自分で骨格のゆがみを矯正したいものです。